【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は23日、イラン核問題を協議する会合を開いた。英仏独の主導で9月下旬に再発動された対イラン国連制裁を巡り、ロシアと中国は手続きに違反があり無効だと主張。欧米は正当性を指摘し、対立が改めて浮き彫りになった。
ロシアのネベンジャ国連大使は2015年のイラン核合意に基づく安保理決議は今年10月に10年の期限を迎え、イラン核問題は安保理での議論の対象ではなくなったと主張。会合開催に異を唱え、イランへの圧力を停止し「真の対話に戻るべきだ」と述べた。
英国の代表は「特定の常任理事国が制裁再発動に従わないと示唆していることに懸念を抱いている」と中ロをけん制した。
























