地球温暖化が進むと、台風によって日本に降る雨量が約3・1倍に増加するというシミュレーション結果を九州大がまとめ、論文が国際学術誌にオンライン掲載された。11月23日付。過去の台風について、台風本体の雨量(コア降水)に加え、従来注目されることが少なかった、台風が間接的に影響した雨量(遠隔降水)も検証。より正確な予測につながったとしている。
2010~19年の7~9月に、北太平洋西部で発生した台風のうち38個をモデルに、地球の平均気温が産業革命以前と比べ約2・5~約3℃上昇したケースを想定した。日本の1日当たりの降水量は22・52ミリから70・04ミリになった。
























