歌舞伎の殿堂東京・歌舞伎座で31日、大ヒット映画「国宝」の特別上映会が開かれた。上映後、主演の吉沢亮さん、横浜流星さん、李相日監督らが登壇。吉沢さんは「僕自身にとって本当に特別な作品になった」とあいさつした。

 出演者らは和装で、花道を通って登場。横浜さんは「日本映画業界を発展させられるようにと、一役者として責任感が強くなった」と振り返った。李監督は作品が海外でも高く評価されたことに触れ「映像的な歌舞伎の美しさや、はいずり回りながらも上を向いて生きている人間の美しさが伝わった」と語った。

 寺島しのぶさんが「撮影は過酷で、李監督の執念がすごかった」と話すと、吉沢さんも「非常に厳しさもあり、愛情も感じた」と応じた。