新潟県の東京電力柏崎刈羽原発の6号機(中央)=2025年11月(共同通信社機から)
 新潟県の東京電力柏崎刈羽原発の6号機(中央)=2025年11月(共同通信社機から)

 22日午前0時半ごろ、新潟県の東京電力柏崎刈羽原発6号機で、原子炉から制御棒を引き抜く作業中に異常を知らせる警報が鳴り、東電は作業を中断した。21日夜の再稼働から約5時間25分後で、出力を上げている途中だった。東電は22日夕、原子炉を停止すると発表した。原因を調査中で、記者会見して説明する。原子炉は安定し、放射性物質の漏えいはない。

 制御棒には燃料の核分裂を抑える役割がある。燃料の間に挿入された状態から引き抜き始めて原子炉を起動。徐々に引き抜き、核分裂反応を進めて原子炉の出力を高めていく。東電によると、6号機の制御棒は205本あり、うち1本について操作監視系の警報が鳴った。当時は52本が完全に引き抜かれた状態で、追加で26本を引き抜いているさなかだった。制御棒の操作盤の電気部品を交換しても、状況は改善しなかった。

 6号機は21日午後7時過ぎの再稼働から約1時間半で、核分裂反応が連鎖的に続く「臨界」に達し、その後も継続中。原発周辺に設置した放射線量を測定するモニタリングポストの値に異常はない。