名古屋地裁
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 名古屋市のマンションで2023年、古物販売店店長の男性=当時(42)=を殺害し貴金属などを奪った後に遺体を隠したとして、強盗殺人と死体遺棄の罪に問われた無職内田明日香被告(32)は29日、名古屋地裁(入江恭子裁判長)で開かれた裁判員裁判で、死体遺棄を認める一方、強盗殺人の起訴内容を否認した。

 死体遺棄罪の初公判が24年2月に開かれた後、強盗殺人罪で追起訴され、争点や証拠の整理手続きが続いていた。

 地裁は25年3月、共に死体遺棄罪に問われた元ホストクラブ店員の男性の公判で内田被告の供述の信用性を疑問視して男性に無罪を言い渡し、その後判決が確定している。

 検察側はこの日の冒頭陳述で「ホストの男性の売り上げを1位にしようとしたが、金策に困り犯行に及んだ」と指摘。知人だった被害者を絞殺後、奪った金品の売却を繰り返し、ホストクラブ代などに充てたとした。弁護側は、被害者の首を絞めたが、殺意や死亡との因果関係はないと主張。「持ち出した金品の半分ほどは、被害者から生前にもらった」ともした。