氷上最速を争う14日のスピードスケート男子500メートルでは森重航、新濱立也の二枚看板が挑む。ともに北海道別海町の「別海スケート少年団白鳥」出身。日本勢では1998年長野五輪の清水宏保以来2人目となる金メダルへ期待がかかる。
25歳の森重は滑らかなカーブワークで加速する技巧派。初出場の前回北京五輪で銅メダルを獲得した。
29歳の新濱は183センチの長身を生かしたパワー型。33秒79の日本記録が示す爆発力は随一だ。
ともに歩みは順調ではなかった。新濱は24年に腰椎骨折。昨春は交通事故で頬や顎を骨折した影響により、今季はW杯で上位争いに絡めていない。「追われる立場より、追う立場の方が強い」。北京五輪で20位に沈んだ雪辱へ、静かに燃えている。
森重は昨年12月に2季ぶりのW杯表彰台をマークしたが、1月下旬に左膝を負傷。今大会は11日の1000メートルで24位と不安を残したが「自分らしい、攻め切ったレースでゴールしたい」と挽回を期す。日本短距離陣の誇りを胸に、両雄は一瞬に全てを懸ける。(共同)























