派閥の例会を終えた自民党の麻生副総裁=19日午後、東京都千代田区
 派閥の例会を終えた自民党の麻生副総裁=19日午後、東京都千代田区

 自民党内で唯一の派閥である麻生派(志公会)は19日、先の衆院選後初めてとなる例会を東京都内で開いた。新人ら18人が新たに入会し、所属議員は計60人に増えた。選挙後の人事では政権の枢要ポストも確保。派閥を率いる麻生太郎副総裁と高市早苗首相(党総裁)の関係に揺らぎが見える中、影響力の維持に力を入れている。

 例会で麻生氏は、入会した議員らを前に「新たな仲間を歓迎する。明るさを失うことなく、希望を持って日々の活動に当たってほしい」とあいさつした。派閥の事務総長だった森英介氏の衆院議長就任についても「慶賀の至りだ」と強調した。

 麻生派が新人獲得や要職獲得に動くのは、衆院選を大勝に導いた首相の求心力が高まる状況で、派閥としての存在感を示す狙いがあるからだ。

 麻生氏は2024年1月、政治資金パーティーを巡る裏金事件で他派閥が相次ぎ解散を決めたものの、派閥の存続を宣言した。25年10月の総裁選では決選投票で首相を支援。自らは党副総裁に就き、党四役のうち幹事長、総務会長を麻生派で押さえた経緯がある。