ショートトラック女子3000メートルリレーで優勝し、喜ぶ韓国のキム・ギルリ=18日、ミラノ(AP=共同)
 ショートトラック女子3000メートルリレーで優勝し、喜ぶ韓国のキム・ギルリ=18日、ミラノ(AP=共同)

 五輪女子3000メートルリレーは韓国が最終盤の逆転劇で、ようやく今大会のショートトラックで一つ目の金メダル。先頭に立った地元イタリアを、21歳のキム・ギルリが一瞬の隙を逃さず抜き去った。

 トップに出たイタリアは残り2周でスターのフォンタナにつなぎ、会場は熱狂の渦に。しかし背後につけたキム・ギルリが直線で内側からするりと前へ出た。イタリアのスポーツカーになぞらえた「ランボルギルリ」の愛称を持つ新エースが、優勝の立役者となった。

 注目と重圧を集めるお家芸。騒動も起きやすく、かつて二枚看板だった29歳の沈錫希と27歳の崔ミンジョンも因縁がある。8年前の平昌大会のレースで沈錫希が崔ミンジョンを意図的に倒した疑惑が大会後に浮上。沈錫希は男性コーチによる性的暴行を告発し、代表を外れた時期もあった。

 沈錫希は「仲間を信頼していた」との言葉とは裏腹に、歓喜の輪から離れて号泣。表彰式や記者会見で崔ミンジョンと隣同士になる場面はなかった。表彰台で笑みを振りまいたキム・ギルリは「みんなが素晴らしい働きをした」と先輩たちを立てた。(共同)