大修理が進む興福寺の五重塔で、「相輪」の解体に伴い営まれた法要=22日午後、奈良市
 大修理が進む興福寺の五重塔で、「相輪」の解体に伴い営まれた法要=22日午後、奈良市

 約120年ぶりの大修理が進む世界遺産・興福寺の五重塔(奈良市)で22日、屋根上部の金属製飾り「相輪」の解体に伴い、法要が営まれた。相輪の取り外しは3月末から行われる。

 現在の五重塔は室町時代の1426年に建てられ、高さ約51メートル。塔全体は修理中の雨風から守る「素屋根」に覆われている。相輪は高さ15メートルで塔の約3割を占める。素屋根内に設置されたクレーンを使い、相輪上部の部材から順番に外す。

 奈良県文化財保存事務所によると、塔の大修理は1901年に完了した明治時代以来。大修理の終了は2034年3月末の予定で、約3分の1の工程が終わっている。