那覇地検は9日までに、1994年に沖縄県・沖大東島西方の海上を飛行中のフィリピン航空機内で爆破装置を爆発させたなどとして、航空危険行為処罰法違反容疑で書類送検されていたイラク国籍のラムジ・ユセフ受刑者(57)=米国で収監中=を不起訴処分にした。3月27日付。同受刑者は事件当時、国際テロ組織アルカイダの幹部だった。
地検は不起訴の理由に関し「本件を含め米国で有罪判決を受け、禁錮240年と終身刑が確定し、条約で確定判決を受けた被疑者は引き渡されないなど諸般の事情を考慮した」とコメントした。
事件は94年12月に発生。同受刑者は、乗客乗員293人搭乗の機内で乗客の日本人男性=当時(24)=の座席下付近に仕掛けた爆発物を作動させ、男性を死亡させた疑いで先月25日に書類送検されていた。死亡した男性の他、日本人乗客10人が負傷した。
警察白書によると、同受刑者らは米旅客機12機を同時爆破する「ボジンカ計画」を企て、今回のフィリピン機事件はテストだった。
























