1999年の名古屋主婦殺害事件の遺族高羽悟さん(69)が25日、滋賀県草津市で講演し、昨年10月に容疑者が逮捕されるまでの26年間は「犯人を喜ばせたくない」と、表立って悲しむ姿を見せずに過ごしてきたと振り返った。

 24年に大津市の保護司新庄博志さん=当時(60)=が殺害された事件から24日で2年となったのに合わせ、被害者の立場から犯罪者の更生支援を考えようと開かれた。主催した草津保護区保護司会の高岡由喜晃さん(63)は「今後は被害者の気持ちも説明して、一人でも再犯させないようにしていく」と答えた。

 終了後、取材に応じた高羽さんは「(事件を起こした人は)刑期を終えても罪を犯さず、必死に生きてほしい」と話した。