女性の社会進出に伴い保育のニーズは増えている(散歩する保育園児、東京都中央区)

女性の社会進出に伴い保育のニーズは増えている(散歩する保育園児、東京都中央区)

 保育士資格を持つ人の6割超にあたる123万人が保育士として働いていない。女性の社会進出で社会全体の保育ニーズは高まるが、低い賃金や重い責任、体力的にもハードな労働環境で就職に二の足を踏んでいるためだ。全国の保育施設の8割が人手不足にあえいでおり、現場の職員1人あたりの負担は増すばかりだ。

 「『子どもがかわいい』というだけでは続けられなかった」。名古屋市に住む30代の女性は第1子の出産を機に保育士を辞めた。朝から夜までの勤務に加え、保護者の対応、清掃、持ち帰り作業など「保育以外の業務でストレスを感じることが多かった」。