文化審議会は19日、俳人正岡子規や文豪夏目漱石が壮観さをたたえる句を残した「白猪の滝」(愛媛県東温市)を名勝に、福島県白河市にある水生植物「ビャッコイ」の北半球唯一の自生地を天然記念物に指定するよう文部科学相に答申した。
白猪の滝は落差84メートル。明治時代には名所として知られ、1890年代に子規と漱石が訪れて句を残した。厳冬期には滝全体が凍結し、地域の風物詩となっている。
ビャッコイの自生地はかつて、福島県会津若松市や栃木県大田原市にもあったが、国内では現在、福島県白河市に残るのみ。「金山のビャッコイ自生地」として指定し、一層の保護を図る。
答申は、古墳時代の前方後円墳「金蔵山古墳」(岡山市)など2件を史跡に、半島先端にある岩石海岸「御箱崎の千畳敷」(岩手県釜石市)など4件を登録記念物にすることも求めた。
この他、世界文化遺産に登録見通しの「飛鳥・藤原の宮都」(奈良県)の構成資産の一つ、特別史跡「藤原宮跡」(同県橿原市)の範囲追加も含まれる。
























