大阪高裁に向かう西山美香さん(右から2人目)と弁護士ら=25日午後、大阪市北区
 大阪高裁に向かう西山美香さん(右から2人目)と弁護士ら=25日午後、大阪市北区

 滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年に死亡した入院患者に対する殺人罪で服役後、再審無罪が確定した元看護助手西山美香さん(46)が国に約2300万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁(長谷部幸弥裁判長)は25日、一審に続き請求を退けた。

 一審では国と県に賠償を求め、昨年7月の一審大津地裁判決は県警による自白の誘導や自然死の可能性を示す証拠の不送致を違法として県に約3100万円の賠償を命じ、県が控訴せず確定。一方、検察の起訴の違法性などは認めず国への請求は棄却し、原告側が国に対して控訴していた。

 二審では、検察の捜査指揮や再審開始決定に特別抗告をした対応の是非が争点となった。