遺体が見つかった部屋から押収物を運び出す捜査員ら=22日午後5時33分、神戸市中央区中山手通6
遺体が見つかった部屋から押収物を運び出す捜査員ら=22日午後5時33分、神戸市中央区中山手通6

 神戸市中央区中山手通6のマンションで、切断された元住人男性の遺体が冷凍庫から見つかった事件で、兵庫県警生田署捜査本部に死体遺棄の疑いで逮捕された元妻の無職望月亜紀容疑者(50)=同区=が、冷凍庫のある部屋から転居した後も「何度か部屋に立ち寄った」という趣旨の供述をしていることが24日、捜査関係者への取材で分かった。

 部屋は望月容疑者の名義で賃貸契約が結ばれ、20日の遺体発見時も契約が続いていた。遺体が遺棄されたのは約14年前。捜査本部は、事件発覚を防ぐため、家賃を払って部屋を借り続けていたとみている。

 捜査本部によると、男性は職業不詳の西口豊さん(1969年1月生まれ)で、2011年12月ごろ死亡したとみられている。望月容疑者との戸籍上の離婚は12年12月に成立している。

 逮捕容疑は12年ごろ~26年6月20日、遺体を袋に詰めて冷凍庫に入れて放置した疑い。望月容疑者は容疑を認めている。

 西口さんの死因は不詳。遺体は切断され、上半身と下半身が別の袋に入っていた。捜査本部は死後に切断されたとみており、殺人容疑も視野に調べる。

 捜査本部は死体損壊と死体遺棄(ともに公訴時効3年)の事件として調べていたが、埋葬義務のあった望月容疑者が遺体を埋葬せず、発覚まで遺棄行為が続いていたため、少なくとも遺棄容疑は時効が成立していないと判断し、同容疑での逮捕に踏み切った。