捜査車両に乗せられて長田署を出る菱川龍己容疑者=24日午前9時40分、神戸市長田区北町3
捜査車両に乗せられて長田署を出る菱川龍己容疑者=24日午前9時40分、神戸市長田区北町3

 2017年に神戸市長田区の路上で暴力団任侠山口組(現・絆会)の組員が射殺された事件で、殺人と銃刀法違反の疑いで逮捕された特定抗争指定暴力団山口組系組員、菱川龍己容疑者(50)が潜伏していた山口県下松市のハイツの部屋は、別人名義で契約されていたことが捜査関係者への取材で分かった。兵庫県警は、複数の人物が逃走を支えていたとみて捜査している。

 菱川容疑者は23日早朝、2階建てハイツの1階にいるところを逮捕された。ハイツは賃貸物件。捜査関係者によると、遅くとも今年6月上旬には入居していたことが確認されている。組員で指名手配中の菱川容疑者が賃貸契約を結ぶことは難しいため、何者かの協力を得て生活していた可能性がある。

 事件は17年9月12日午前10時ごろ、神戸市長田区五番町3で発生。指定暴力団神戸山口組系の組員だった菱川容疑者は、同組を離脱して任侠山口組を結成した織田絆誠代表の乗った車を襲撃し、ボディーガード役の楠本勇浩組員=当時(44)=を射殺した疑いがあるとして、指名手配されていた。

 県警は24日午前、菱川容疑者を送検した。