安倍晋三元首相銃撃事件は、7月8日で発生から4年を迎える。事件を機に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の高額献金問題が改めて注目を集め、6月22日には教団の解散を命じた判断が最高裁で確定した。清算手続きの中で被害弁済が始まっているが、元信者らは高齢化。「命あるうちに」。本人が亡くなると弁済のハードルが高くなることから、支援関係者は危機感を募らせる。
殺人罪などに問われた山上徹也被告(45)=無期懲役、控訴=の母親は教団に1億円に上る献金をし、家庭が崩壊した。関東地方に住む元信者の70代女性は計約1300万円を支払ったが、被告の境遇を知り「目が覚めた」。地元教会に脱会の意思を伝え、昨年11月に調停で和解が成立した。
全額が返金されるわけではないが「老後の資金が無かったから良かった」。自身とそれほど年齢が変わらない被害者の知人もいるといい、万が一に備えて「子どもに弁済の流れを説明しておく必要がある」と話すが、女性によると、家庭が崩壊し、そもそも相談相手がいない人も少なくない。
























