新商品を紹介する(下段左から)小山智也さん、髙田尚希さん、(上段左から)小山優子さん、髙田宏実さん=朝来市和田山町枚田、ラーメン冨貴
新商品を紹介する(下段左から)小山智也さん、髙田尚希さん、(上段左から)小山優子さん、髙田宏実さん=朝来市和田山町枚田、ラーメン冨貴

 兵庫県朝来市和田山町枚田の「ラーメン冨貴」は、但馬産の鹿肉を使用した「但馬鹿肉ラーメン」の販売を始めた。同市和田山町高田で鹿肉の利活用に取り組む「但馬のジビエ ココ鹿」とのコラボで実現し「鹿肉のうまみと濃厚なスープがかけ合わさり大満足の一杯ができた」と話している。(大高 碧)

 ラーメン冨貴は、小山智也さん(52)と妻の優子さん(49)が2000年に豊岡市日高地域でお好み焼き店として開業した。10年からラーメンも販売し、23年に2人の自宅がある朝来市に店を構え、ラーメン冨貴として再出発した。

 地産地消のメニューにこだわり、岩津ネギや同市内で陸上養殖された「但馬とらふぐ」のアラを活用したラーメンなど多彩な商品を開発、販売してきた。

 ココ鹿を運営する元同市地域おこし協力隊員の髙田尚希さん(46)と妻の宏実さん(48)は、鹿の捕獲から解体、販売までを2人でこなす。鹿肉はソーセージなどにも加工し、JAたじまの直売所「たじまんま」や道の駅などで販売している。

 両者は、同市山東町矢名瀬地域で年2回開かれる酒造2社の蔵開きイベントに出店して出会った。小山さんは当初、鹿肉に獣臭く硬いイメージを抱いていたというが、ココ鹿の鹿を食べておいしさに感動し、コラボメニューの企画を思い付いたという。

 スープは鶏白湯をベースに、鹿の脂身とにんにくなどをかけ合わせて仕上げた自家製の香味油を投入した。トッピングは、鹿の切り落とし肉を赤ワインと同市和田山町立ノ原のこむらさき醸造のしょうゆなどで約3時間煮込み、軟らかくして盛り付ける。

 完成したラーメンを食べた髙田さん夫妻は「鹿肉にしっかり味が染み込んでいて、食べ応えがある。れんげに麺と肉を一緒にのせて食べるとおいしい」とうれしそうに話した。

 小山さん夫妻は「但馬にこんなにもおいしい食材があることを知ってほしい。気軽に食べに来て」と話している。

 1杯1550円。不定休。営業は午前11時~午後3時と午後5時半~10時(土日曜と祝日は同5時から)。同店TEL079・668・9321