トカラ列島近海で2021年以降に発生した4回の群発地震について、東北大や鹿児島大などの研究チームは7日、それぞれの発生時期に通常と異なる一時的な地殻変動が起きていたと発表した。特に昨年起きた群発地震期間中の地殻変動は、断層がゆっくりとすべることで生じた可能性があることも分かった。

 トカラ列島近海で昨年6月下旬からの約1カ月間に観測された震度1以上の地震は計2200回超。鹿児島県十島村・悪石島では同7月3日に震度6弱が観測され、住民が島外に一時避難した。

 昨年7月1~3日には悪石島の隣の小宝島が約6センチ動くなど、群発地震の期間以外では見られない変動が観測されたという。