【キーウ、モスクワ共同】ウクライナ・オリンピック委員会は7日、国際オリンピック委員会(IOC)がロシアに対する国際大会の参加制限撤廃を発表したことを受け「断固として反対を表明する」との抗議声明を出した。

 声明では、ロシアのウクライナ侵攻開始以降、ミサイルや無人機による攻撃で毎日のように民間人が殺害され「ウクライナは600人以上の選手やコーチ、スポーツ関係者を失った」と指摘。このような状況下でロシアが五輪などに完全復帰する道を開く決定は「人間の尊厳や平和、国際法に基づくオリンピズムの基本的価値観に反する」と批判した。

 ウクライナ外務省も7日の声明で「国際スポーツ界全体にとって憂慮すべき兆候だ」とし、「深刻な懸念」を表明した。

 一方、ロシアのデクチャリョフ・スポーツ相はIOCの決定を「ロシアの全選手の権利を回復させるための道が開けた」と歓迎した。

 自身の通信サイトに投稿した。デクチャリョフ氏は「IOCは五輪が政治から独立したものであるべきだとの明確な姿勢を示した」と指摘した。