食品表示QRコード化のイメージ
 食品表示QRコード化のイメージ

 加工食品の包装に記載された原材料などの表示について、消費者庁が2次元コード(QRコード)化してスマートフォンで読み取る仕組みづくりを進めている。義務化されている項目が多いため、デジタル化で見やすくするのが狙い。導入済みの国がある一方、読み取り先の画面が広告に使われる懸念などもあり、同庁がガイドラインの策定を検討している。

 食品表示法は、包装に原材料や栄養成分といった原則9項目の表示を義務付けている。アレルギー物質を含む場合などはその表示も必要な上、食品の安全意識の高まりなどで今後さらに増える可能性もあり、そうなった場合の読みやすさが課題だった。

 消費者庁は2020、21年度にデジタル化の実証実験を行い、24年10月に分科会が発足。協議を重ね、25年12月に取りまとめを公表した。

 取りまとめでは、デジタル化すると文字を拡大して見やすくできるほか、外国語に翻訳した表示もできると紹介。また事業者側のメリットとして、表示の一部を修正する際に、リンク先を直すだけで済むため、包装を作り替える必要がなくなるとした。