イラン前最高指導者アリ・ハメネイ師のひつぎ=8日、イラク・ナジャフ(ロイター=共同)
 イラン前最高指導者アリ・ハメネイ師のひつぎ=8日、イラク・ナジャフ(ロイター=共同)

 【テヘラン共同】米国とイスラエルによる2月末の先制攻撃で殺害されたイラン前最高指導者アリ・ハメネイ師の葬儀が9日、イスラム教シーア派の聖地、イラン北東部マシャドで開かれる。エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡を巡りトランプ米政権との緊張が高まる中、4日から続く国葬の最終行事。遺体はマシャド中心部にあるイマーム・レザー廟に埋葬される。

 ハメネイ師の後継として最高指導者の地位を引き継いだ次男モジタバ・ハメネイ師が国葬に合わせて公の場に初めて登場し、国民に権威をアピールするとの見方もあったが、これまでは姿を見せていない。イスラエルによる暗殺を警戒しているとの見方もある。

 イラン国営テレビによると、隣国イラクでも8日、シーア派の聖地ナジャフなどにハメネイ師の遺体が運び込まれ、葬儀が開かれた。イラクはイランと同様にシーア派住民が多数派を占め、親イラン武装勢力も活動している。イランにはハメネイ師の死後もイラクで影響力を維持する狙いもあったとみられる。