イラン沖のホルムズ海峡に浮かぶ商船=6月(イラン学生通信提供・AP=共同)
 イラン沖のホルムズ海峡に浮かぶ商船=6月(イラン学生通信提供・AP=共同)

 【テヘラン共同】エネルギー輸送の要衝、ホルムズ海峡を巡る緊張が続く中、イランが対岸のオマーンや国際海事機関(IMO)と海峡の通航を監視する委員会を設置する案が浮上していることが10日分かった。通航状況を透明化することで米イラン間の誤解を防ぎ、偶発的な衝突を回避するのが狙い。イラン外交筋が明らかにした。

 監視委設置案は仲介国カタールの発案で、覚書締結から60日後の8月16日までの時限的措置とする計画。イラン外交筋は米側も「おおむね同意している」と指摘しているが、米側はイランの海峡管理を否定しており実現するかどうか不透明だ。

 イランは米国との戦闘終結に向けて6月に締結した覚書で、海峡管理権が認められたと主張。通航を希望する船舶に対してイランとの事前調整を要求してきた。今月6日には米軍支援の下で海峡通航を試みたとされる商船への攻撃に踏み切り、米国との戦闘が再開した。

 計画ではイラン、オマーン、IMOが協力し、海峡通航を監視委に毎日報告する体制をつくり、米側にも情報が共有されるとみられる。