【モスクワ共同】ウクライナによるロシア各地の製油所攻撃が、ロシアの国内消費を支える長距離トラック輸送網に打撃を与えている。燃料不足で価格が高騰しているほか、販売制限で給油に支障が出ているためだ。生活用品などさまざまな物資を中国からの輸入に頼る中、中国国境からモスクワへの運送費が10%上がったとの声も上がる。物価上昇につながり、市民生活に影響する可能性がある。
ウクライナは、侵攻を続けるロシアへの対抗策として無人機を使ってロシア各地の製油所への攻撃を続けている。連邦統計局によると、6月のガソリンとディーゼル燃料価格は前月比でいずれも約7%上昇。ロイター通信は10日、ロシアのガソリン生産が夏季需要の約65%しか賄えない水準に低下したと報じた。
ロシア国境に近い中国の満州里からモスクワへの貨物輸送を手配する物流企業AKFAの関係者は7月上旬、共同通信の取材に「6月以降、最大10%程度運送費が上がった」と明かした。中国やロシアで物流サービスを展開する東洋トランスの担当者も10%の値上げは避けられないと話した。























