イオンのウナギ売り場=6月、東京都品川区    
 イオンのウナギ売り場=6月、東京都品川区    

 26日の土用の丑の日を前に、ウナギ商戦が熱を帯びている。稚魚の豊漁で、大手スーパーの店頭では昨年より2割近く安い“お手頃価格”でうな重やかば焼きが並ぶ。ただ、ウナギ養殖に不可欠な飼料の価格は高止まりの状態だ。来年以降も値頃感を維持できるかどうかには、暗雲も漂っている。

 イトーヨーカ堂は、今月からウナギ商戦に向けた販売を本格化した。静岡県・浜名湖産ウナギを使った「うな重」は昨年より432円値下げし2138円で提供。「物価高でも手に取りやすい」とアピールする。

 イオンリテールでも「トップバリュ グリーンアイナチュラル 鹿児島県産うなぎ蒲焼 大」を24~26日に販売。価格は昨年よりも540円安い2354円とする。7月以降の商品仕入れも昨年比で2割増やし、需要に対応する。「ぜいたく品だったウナギが普通の魚と同じように食卓に並ぶところまで価格帯が近づいてきた」とイオンの担当者。

 ウナギの稚魚であるシラスウナギが昨年豊漁だったことを背景に、今年は仕入れコストを抑えて育てられたウナギが多く出回っているとみられる。