23日、ニューヨークの国連本部で開かれた次期国連事務総長候補による討論会(共同)
 23日、ニューヨークの国連本部で開かれた次期国連事務総長候補による討論会(共同)

 【ニューヨーク共同】今年末で任期を終えるグテレス国連事務総長の後任候補6人による討論会が23日、ニューヨークの国連本部で開かれ、紛争解決や国連改革などについて意見を表明した。

 次期事務総長は安全保障理事会の勧告に基づき総会が秋ごろ任命する。安保理は最初の非公式投票を30日に実施する予定。

 安保理への対応を巡り、国際原子力機関のグロッシ事務局長(アルゼンチン)は、事務総長が公平な立場で具体的な解決策を示すことが重要だと強調。ガイアナのロドリゲスバーケット国連大使は「利用可能な手段を最大限活用し安保理に提案する」と述べた。

 国連貿易開発会議のグリンスパン事務局長(コスタリカ)は国連改革を巡り、より現場の実情に即した組織に変革すると表明。チリのバチェレ元大統領は「よりスリムで強靱な国連をつくる」と訴えた。エクアドルのエスピノサ元外相やセネガルのサル前大統領も参加した。

 終了後のアンケートでは、ロドリゲスバーケット氏が突出して高い評価を得た。ある安保理筋は「グロッシ氏が一歩リードしている」との見方を示した。