全日本空輸が国内線で導入した新運賃体系が波紋を広げている。空席予測数に応じて価格が変動し、直前でも安い運賃で予約可能にして収益を確保する狙いだったが、安い料金だと座席指定が1日前までできず、便を変更させられたといった批判が相次いだ。欧米では普及している方式だが、国内での浸透には時間がかかるとの指摘がある。
札幌へ旅行するため全日空便を予約した50代女性は「物価高でどうしても最も安いタイプを選んでしまう」と語る。交流サイト(SNS)の批判投稿を見て「想像していなかった制約を搭乗時に急に受けるのではと不安だった」と語った。
新料金体系は5月19日搭乗分から導入。3種類のうち最も安い「シンプル」は事前の座席指定が出発時刻の24時間前までできず「親子が隣同士で座れなくなる」といった不満が出た。全日空は座席指定を有料で可能にすることを検討している。
安い運賃だと予約した便に乗れなかったという声は6月上旬に多数出ていた。台風6号の影響で、座席数の少ない機材に変更したことも要因とみられる。
























