【ジュネーブ共同】2025年の世界の個人資産はドル換算で前年比10・8%増加し、伸び率は17年以来の高水準-。スイス金融大手UBSがこのほど発表した報告書で、株式の値上がりなどを背景に個人資産が伸長している実態が明らかになった。世界で新たに100万人近くが、100万ドル(約1億6千万円)以上の資産を持つ「億万長者」となったという。

 成人1人当たりの平均資産はスイスが約91万ドルで首位となり、米国、ルクセンブルクが続いた。一方、資産の中央値ではルクセンブルクが約39万4千ドルでトップとなった。日本は平均資産が約21万2千ドルで24位、中央値は約13万6千ドルで10位だった。

 100万ドル以上の資産を持つ富裕層は25年に1・5%増加。100万人近くが新たに増えた計算だが、うち米国が44万人以上を占めた。こうした富裕層の総数では首位の米国に続き、中国、日本、ドイツ、英国、フランスの順番で、いずれも計200万人を超えたとしている。

 報告書は一方で、資産の増え方は地域や資産構成によって大きく異なると指摘した。