痛風を引き起こす高尿酸血症を巡り、閉経前に発症した女性患者の約半数は遺伝子変異が要因だとする研究結果を、防衛医大や名古屋大などの研究チームが28日までに学術誌「ヒューマンセル」に発表した。閉経前は一般的に女性ホルモンの影響で高尿酸血症になりにくいとされるが、遺伝子変異があると発症しやすいことが示された。
高尿酸血症は血液中の尿酸値が基準値を超えた状態で、放置すると足の親指などに激しい痛みが出る痛風になることがある。生活習慣病の一つとされるが、遺伝子変異も発症に関わる。チームはこれまでに、患者全体の約3割は尿酸排出に関わる遺伝子「ABCG2」の変異の影響だと報告していた。
日本人男女9244人の解析で、閉経前女性ではABCG2変異が発症に関わる割合が45・8%に達し、閉経後の29・6%や男性の30・2%を大きく上回った。
身長160センチの閉経前女性の場合、ABCG2の機能の25%低下は、体重の5・2キロ増加、350ミリリットルの缶ビールを毎日2・3本飲むことに相当した。生活習慣改善で予防可能性がある。
























