鹿島の社長に就任した桐生雅文氏(64)が29日までに共同通信のインタビューに応じ、建設業界の人手不足が深刻になる中で「人工知能(AI)やデジタル技術を活用して生産性を高めていく」と抱負を述べた。
ブルドーザーやダンプカーなど複数の建機の制御をAIで最適化して連携させ自動施工する技術や、工事現場で危険箇所の確認などをしてくれる四足歩行ロボットの導入を拡大する。工事技術など社内ノウハウを学習して回答してくれる対話型AIの利用も進める。
人手不足解消には作業員の待遇改善も欠かせない。国や自治体が発注する公共工事の費用算定ベースとなる設計労務単価は「まだまだ現状に見合っていない」とし、さらなる引き上げが必要との認識を示した。
今後の受注動向に関してはエネルギーやインフラ分野に加えて、生成AIブームで世界的に建設需要が高まっているデータセンターについて「非常に注目している」と話した。
桐生氏は1月に天野裕正元社長が在職中に死去したことを受けて社長に指名され、6月下旬の株主総会を経て就任した。
























