「北辰一刀流」の開祖、千葉周作の肖像画(東條會館蔵)
 「北辰一刀流」の開祖、千葉周作の肖像画(東條會館蔵)

 坂本龍馬ら多くの幕末の志士が学んだ剣術の流派「北辰一刀流」の開祖として知られる剣豪千葉周作の出生地が、現在の宮城県気仙沼市だったと記された新たな史料を、東北大の研究チームが発見した。これまで複数の説があり論争が続いていた。千葉に剣術を伝授した父が医者との記述もあり、研究者は「論争を決着させるとともに、武士の身分を持たない『庶民剣士』の存在を裏付ける史料だ」と評価する。

 千葉の出生地を巡ってはほかにも、明治時代の人名辞書を根拠とする岩手県陸前高田市説などが主張されてきたが、文献に誤った地名が含まれるなど疑義があった。

 新たな史料は仙台藩士で千葉の弟子だった桜田良佐(1797~1876年)の日記。