全身の筋肉が徐々にまひする筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者の頭の中に電極シートを埋め込み、脳波を読み取って文章を作る機器を、大阪大発のベンチャー企業「JiMED(ジーメド)」(大阪府吹田市)が開発した。年内に臨床試験(治験)を始める予定で、声を出せない患者が会話する手段になると期待する。
脳波や神経の活動をセンサーで読み取って機械を操作する技術は「ブレーン・コンピューター・インターフェース(BCI)」と呼ばれる。病気で体を自由に動かせなくなった患者のリハビリでは頭の表面に付けて脳波を読み取る機器が既に使われているが、読み取りの精度に課題があった。頭の中に埋め込めば精度が上がる可能性はあるが、国内で実用化した例はない。
電極シートは縦3センチ、横2・5センチ。手術で頭蓋骨の一部を取り外し、脳の表面に貼り付け、外した骨を元に戻す。患者は、パソコンに映した平仮名表の文字の色が順番に変わるのを見て、目当ての文字の色が変わったら手や腕を動かすイメージをする。
























