世界銀行の西尾昭彦前副総裁(66)が5日までに共同通信の取材に応じ、世界各地で「政府開発援助(ODA)を削って軍備に回す動きがある」などと述べ、公的資金が安全保障に偏重する潮流に警鐘を鳴らした。「本当の意味での持続的な安全保障には(途上国を国際的に支援する)開発の努力が必要だ」と強調。その上で「安全保障をより広範に捉えてほしい」と訴えた。
西尾氏は2019年に副総裁に就任。日本出身の生え抜き幹部は珍しく、途上国支援のための資金調達や開発融資を担った。今月1日付で副総裁を交代し、来年1月末に世銀を退職する予定。現在は専務理事特別アドバイザーを務めている。
























