富山県射水市の新湊漁港の卸売市場で11日、富山湾で水揚げされたベニズワイガニの初競りが行われた。1日に漁が解禁されたが、台風の影響と暑さでカニの鮮度が落ちるのを防ぐため初競りを先送りした。

 11日は漁船2隻が計約1250杯を水揚げし、昼過ぎから競りが始まった。鮮やかな紅色に輝くベニズワイガニが並ぶ競り場には、リズムの良い声が響き渡った。漁師の塩谷久雄さん(65)は、「カニが増えている。今後も期待できる」とほっとした表情を見せた。

 能登半島地震後、富山湾ではベニズワイガニの漁獲量が減少していたが、県水産研究所などが6月に実施した調査で、地震で地滑りが起きた海域に一定数が生息していることを確認した。