加古川市の国史跡「西条古墳群」の一つ「行者塚古墳」(同市山手2)の出土品が、3次元画像となってオンラインプラットフォーム「スケッチファブ」で公開された。展示ケース越しでしか目にできなかった古墳時代のはにわや土器など72点が、パソコンやスマートフォンで手軽に見られるようになった。市教育委員会などによると、画像は自在に拡大、回転できるため、遺物の研究に役立つという。また3Dデータを使えばミニチュアを作ったり、はにわ形のクッキーを焼いたりすることができ、多方面への活用にも期待がかかる。(中川 恵)
■研究など多方面への活用に期待
画像化に取り組んだのは同市教委と、大手前大学史学研究所(西宮市)の森下章司所長(63)ら。同研究所は2003年から、文化財の3次元計測や記録に取り組んでおり、加古川市のほか、芦屋市や香美町などとも連携し、出土品の3次元画像を公開している。
行者塚古墳では1995年、96年に調査が行われ、森下所長が参加。調査報告書を取りまとめるにあたって、出土品を3次元計測した。最新鋭の機械を用い、精度の高いデータが得られたことから「多くの人に見てもらおう」と一挙公開が決まった。























