【北京共同】中国との貿易・経済交流の窓口を担う日本国際貿易促進協会(国貿促)の代表団として訪中している岩屋毅前外相が28日に北京で、中国の王毅外相と会談した。香港フェニックステレビが伝えた。
昨年11月の高市早苗首相の台湾有事に関する国会答弁以降、日中関係は悪化し、日本の政治家は習近平指導部と会談できていなかった。王氏は岩屋氏や経済界の対中関係を重視する人々と会うことで、高市政権に揺さぶりをかける意図があるとみられる。
同テレビによると、王氏は今年が極東国際軍事裁判(東京裁判)の開廷80年に当たるとした上で「歴史問題で正しい態度を取れないなら、未来を切り開くと語ることなどできない」と述べた。「国貿促が重要な時期に中日関係の改善と発展に力を発揮すると信じている」とも語った。
王氏は国貿促の前会長で6月に死去した河野洋平元衆院議長を追懐し、日本の軍国主義が犯した罪を勇気を持って反省したと指摘。中国やアジアの国民に評価されたとした。
岩屋氏は河野氏が病床でも、日中関係が厳しい中で自らが訪中しなければならないと語っていたと話した上で、河野氏の遺志を継ぐ考えを伝えた。























