2月の衆院選栃木3区の得票数と道路予算の増減
 2月の衆院選栃木3区の得票数と道路予算の増減

 簗和生農相が2月の衆院選で応援を得た首長がいる栃木県内2市町の道路予算の交付金が増えていたことが6日判明した。対立候補を支援した首長の3市町は減額された。簗氏は記者会見で「私からの働きかけはない」と否定したが、国民民主党の玉木雄一郎代表は「行政の公平性に関わる」と述べ、全省庁の調査を要求。野党は7日から代表質問が始まる国会で追及する構えだ。

 簗氏は5月、地元の栃木県大田原市で開かれた非公開の自民党会合で「那須烏山市、那珂川町の道路予算は大幅にカットした」と発言した。

 衆院選栃木3区は自民公認の簗氏と、自民党籍で無所属の渡辺真太朗氏による保守分裂選挙となり、渡辺氏が当選。簗氏は比例復活だった。

 国土交通省の社会資本整備総合交付金のうち、幹線道路やバイパスの整備に充てる予算を比較した。2026年度の内示額は25年度と比べ、首長が簗氏を応援した那須町は約34%増、那須塩原市は約11%増だった。一方、首長が渡辺氏を支援した那須烏山市は約63%減、那珂川町は約54%減、大田原市は約23%減といずれも減額された。