将棋「棋士」への道
 将棋「棋士」への道

 将棋の西山朋佳白玲が10日、女流タイトル戦の白玲戦を通算5期獲得し、棋士の資格を得たが、権利行使については保留した。新規定で初の女性棋士が誕生となるか。盤上の戦いを終え、次なる決断に注目が集まる。

 白玲戦で通算5期獲得すれば棋士資格を得られる新規定については、女流棋戦のみの活躍で棋士になれることから賛否両論があった。日本将棋連盟は2025年の通常総会で新規定を審議、棋士や四段以上の女流棋士が投票し、過半数で可決した。西山白玲は、資格の権利行使について明言していなかった。

 これまで棋士になるには、養成機関「奨励会」を突破するか、編入試験の合格が条件だった。女流棋士の西山白玲や福間香奈女流四冠は棋士と肩を並べる実力があるといわれながらも、奨励会や編入試験の壁に阻まれてきた。女性初の棋士誕生に向けて大改革といえる規定を作った背景には、その2人でさえ棋士になれない現実があった。

 連盟は、女流棋士全体のレベルは年々上がっており、最高峰の白玲戦で通算5期獲得すれば棋士としての実力は担保できていると説明している。