三田証券(東京)元幹部から得た企業の内部情報を基にインサイダー取引をしたとして、金融商品取引法違反罪に問われた会社役員松木悠宣被告(45)に東京地裁は16日、懲役4年6月、罰金1千万円(求刑懲役7年、罰金1千万円)の判決を言い渡した。駒田秀和裁判官は「中心的立場で刑事責任は非常に重い」と述べた。
判決は、投資運用業を無登録で5年以上営んでいた被告が、さらに利益を上げようと内部情報を悪用して大規模なインサイダーに及んだと指摘。「市場の健全性を損なわせ、相当に悪質」とした。
判決によると、三田証券の元取締役=同罪で公判中=らと共謀し、モーター大手「ニデック」が工作機械大手「牧野フライス製作所」に対し、株式公開買い付け(TOB)を実施するとの内部情報を知り、公表前の2024年9~12月、松木被告名義の口座などから牧野フライスの計32万9100株を計約23億4980万円で買い付けるなどした。
























