「自分の名を冠した公演で能楽師として独り立ちの意味もあるのでしっかりと務めたい」と語る上田顕崇=上田観正会能楽堂
「自分の名を冠した公演で能楽師として独り立ちの意味もあるのでしっかりと務めたい」と語る上田顕崇=上田観正会能楽堂

■震災で途絶えた公演、父から継承

 観世流シテ方の能楽師、上田顕崇(あきたか)(33)=西宮市=は、阪神・淡路大震災前に神戸市長田区の「上田観正会能楽堂」で開催されていた定期公演「長田能」を約30年ぶりに復活させる。同能楽堂の改修を機に、父の上田拓司が主催していた公演を受け継ぎ、自身の名も冠した初めての公演。今後は年1回のペースで続ける予定で「先人の思いを継ぎ、新しい世代へとつなぐ会にしたい」と気を引き締める。