米韓合同軍事演習で韓国から日本海に向けて発射される米国の地対地ミサイル「ATACMS」=2017年7月(韓国国防省提供・ゲッティ=共同)
 米韓合同軍事演習で韓国から日本海に向けて発射される米国の地対地ミサイル「ATACMS」=2017年7月(韓国国防省提供・ゲッティ=共同)

 ロシアによるウクライナ侵攻で、同国への欧米供与兵器を巡る情勢が混沌としている。ウクライナはロシアの継戦能力を奪うため、欧米供与の長射程兵器によるロシア領直接攻撃を主張。対して米国などは容認に慎重姿勢を見せている。防衛省の研究機関である防衛研究所の研究者で、ロシアの安保問題などに詳しい山添博史・米欧ロシア研究室長に背景を聞いた。(共同通信=太田清)