ウクライナのゼレンスキー大統領が1日、共同通信との単独会見で、ロシアによる占領地の一部は武力ではなく外交で取り戻す考えを表明した。北大西洋条約機構(NATO)加盟の道を開くため、領土面で妥協する苦渋の代案だ。しかしNATOを主導する米国の新リーダー、トランプ次期大統領周辺では加盟棚上げ論が根強い。「トランプ氏に期待している。提案を聞きたい」。ゼレンスキー氏の必死のシグナルは届くのか。
ウクライナのゼレンスキー大統領が1日、共同通信との単独会見で、ロシアによる占領地の一部は武力ではなく外交で取り戻す考えを表明した。北大西洋条約機構(NATO)加盟の道を開くため、領土面で妥協する苦渋の代案だ。しかしNATOを主導する米国の新リーダー、トランプ次期大統領周辺では加盟棚上げ論が根強い。「トランプ氏に期待している。提案を聞きたい」。ゼレンスキー氏の必死のシグナルは届くのか。