近所の公園で見つかるセミの抜け殻を15年間集め続け、調査している人がいる。埼玉県蕨市の堀内伸一郎(ほりうち・しんいちろう)さん(76)だ。定年退職後、地域住民も巻き込んで調べると、暖かい西日本に多いクマゼミの割合が蕨市でも増えていることが判明。2010年の1割ほどから、2024年には7割超になっており、地球温暖化の影響が分かった。成果は自然保護の賞も獲得し、堀内さんは「身近なところから温暖化を考える活動を続けたい」と話す。(共同通信=大井みなみ)
近所の公園で見つかるセミの抜け殻を15年間集め続け、調査している人がいる。埼玉県蕨市の堀内伸一郎(ほりうち・しんいちろう)さん(76)だ。定年退職後、地域住民も巻き込んで調べると、暖かい西日本に多いクマゼミの割合が蕨市でも増えていることが判明。2010年の1割ほどから、2024年には7割超になっており、地球温暖化の影響が分かった。成果は自然保護の賞も獲得し、堀内さんは「身近なところから温暖化を考える活動を続けたい」と話す。(共同通信=大井みなみ)