生成AIによる業務課題の解決策を、企業の担当者(右から2人目)と議論する大学生ら=神戸市中央区浜辺通5(神戸市提供)
生成AIによる業務課題の解決策を、企業の担当者(右から2人目)と議論する大学生ら=神戸市中央区浜辺通5(神戸市提供)

 起業家を生み出して経済成長につなげる神戸市のスタートアップ(新興企業)支援策が、曲がり角を迎えている。本格始動から約10年。神戸に本社を置くスタートアップの数は2・6倍に増えたが、企業価値の高い「ユニコーン」の創出など目立った事例は乏しい。都市間競争が激化する中、市は若手のデジタル人材育成に着手し、地域経済の底上げを目指す。(横田良平)

■「起業しなくても、地元に就職し神戸の成長に貢献して」