七五三シーズンに向け、準備を進める巫女ら=明石市二見町東二見
七五三シーズンに向け、準備を進める巫女ら=明石市二見町東二見

 子どもたちの健やかな成長を願う「七五三」シーズンを前に、兵庫県明石市二見町東二見の御厨神社で18日、巫女(みこ)たちの研修や、参拝した子どもに配る千歳(ちとせ)あめの袋詰めが行われた。白衣と緋袴(ひばかま)姿の巫女7人が、真剣な表情で研修を受けたり、かわいらしい袋にあめを入れたりした。

 七五三で訪れる参拝客を万全の態勢で迎えようと、毎年この時期に準備作業を進めている。この日は、地元在住の女子大学生ら7人が参加。千歳あめやお守り、ミニカーやままごとセットなどのおもちゃを丁寧に袋に入れ、約200個を手際よく用意した。

 その後、中嶋祐貴禰宜(ねぎ)(34)から、厄をはらう「鈴振り」の作法が伝授された。参拝受け付けの手順も確認し、中嶋禰宜から「普通の商店とは言葉遣いが違うので、注意しましょう」などと呼びかけがあった。

 初めて巫女を務める(19)=明石市二見町=は「緊張していますが、鈴振りをしっかり覚えられるように頑張ります」と話していた。(杉山雅崇)