「歴史のみえるまちづくり協会」が開いた、語り部を育成するための説明会=2025年4月、福井市
 「歴史のみえるまちづくり協会」が開いた、語り部を育成するための説明会=2025年4月、福井市

 2024年3月の北陸新幹線金沢-敦賀間の延伸開業後、福井市に多くの観光客が訪れ、市内の史跡をガイドする「語り部」が引っ張りだこだ。特に関東圏からの依頼は大幅に増えた。北陸道の要衝として栄え、織田信長の重臣だった柴田勝家が都市基盤をつくり、徳川家康の次男で初代福井藩主の結城秀康が福井城を築いた歴史などを、とっておきの情報を織り込み紹介する。高まる需要に応え、運営団体は語り部育成も進めている。(共同通信=恒吉慧梧)