「現代の国語」で小説を掲載した教科書会社と主な作品
 「現代の国語」で小説を掲載した教科書会社と主な作品

 実用文や評論を扱う高校の必修科目「現代の国語」で、小説を載せた教科書が増えることになった。文部科学省は掲載を「本来想定していない」とするが、教科書会社は「現場のニーズをくんだ結果」。文科省の説明が“変節”したこともあり、編集者の中には「本来の趣旨から逸脱している」「本当に文学作品を学べているのか」といった不満がくすぶる。