街頭演説する自民党総裁の石破首相(右)と立憲民主党の野田代表=4日
 街頭演説する自民党総裁の石破首相(右)と立憲民主党の野田代表=4日

 共同通信の参院選序盤情勢調査で、自民、公明両党が「必達目標」とした非改選を含む与党過半数を確保できるかどうかの瀬戸際にある現状が浮かび上がった。13年前の政権奪還以降、連勝した過去4回とは異なる戦況だ。石破茂首相(自民総裁)は全体の勝敗を左右する改選1人区の死守へ奔走。立憲民主党の野田佳彦代表は物価高対策で消費税減税を争点とした戦略に手応えをつかみ、政権攻撃を強めた。