被災地の現状
 被災地の現状

 自民党の鶴保庸介参院予算委員長が参院選の応援演説で「運のいいことに能登で地震があった」と発言した。被災地の石川県内では「実情を知らなすぎる」と怒りや失望の声が相次いだ。発生から1年半がたったが、復興は道半ば。2万人超が今も仮設住宅での暮らしを余儀なくされる。有識者は「被災者を冒涜している。政権のおごりだ」と指摘。参院選への影響は避けられそうにない。