神戸新聞NEXT
神戸新聞NEXT

 兵庫労働局姫路労働基準監督署は1日、労働安全衛生法違反の疑いで兵庫県姫路市の「村田牧場」と50代の男性社長を神戸地検に書類送検した。

 書類送検容疑は7月9日、牧場内の堆肥小屋で、当時73歳の男性アルバイト(同市)が屋根の修理作業を行う際、転落防止措置を取らなかった疑い。

 同労基署によると、屋根はセメントが原料の波形スレートで厚さ約5ミリ。男性は屋根を踏み抜き、高さ約4メートルから落下して死亡した。同牧場や社長が歩み板を置いたり、網を張ったりしていなかった疑いがあるという。